中国の食品安全大会でタスティン(塔斯汀)が「質量金盾」賞を受賞

2025年度「質量金盾・サービスサンプル」名簿が発表

2025年12月12日、中国で「2025中国食品薬品質量安全大会」が開催され、同大会において2025年度の「質量金盾・サービスサンプル」名簿が正式に発表された。
中国発のバーガーチェーンとして急成長を遂げている**タスティン(TASTIEN/塔斯汀)**は、品質管理体制の構築、基幹技術の革新、サービス品質の向上、原材料調達から提供に至るまでの全工程における安全管理体制などが高く評価され、「質量金盾・サービスサンプル」賞を受賞した。

本大会は、中国食品薬品企業質量安全促進会が主催し、食品および医薬品分野における品質水準の向上と技術革新の促進を目的として開催された。会場には、関係行政機関の担当者、業界の専門家、企業代表者らが集い、政策動向の解説、技術交流、成果展示、ブランド構築に関する議論など、多岐にわたるプログラムが行われた。

タスティンの品質・安全管理への取り組み

近年、中国の飲食業界では、デジタル技術とデータ活用を中核とする「数智化(デジタル・インテリジェンス)」管理への移行が急速に進んでいる。多くの外食ブランドが、原材料の調達から店舗での提供に至るまでの全工程を可視化・追跡する仕組みを導入し、食品安全水準の向上と消費者からの信頼確保を目指している。

タスティンは、中国国内で1万店舗以上を展開する大規模チェーンとして、こうした潮流を積極的に取り入れ、デジタル化を軸とした全工程型の食品安全管理体系を構築してきた。これにより、店舗運営におけるリスク管理体制を強化し、食品安全に対する多層的な防御体制を確立している。

店舗運営においては、自社開発の統合管理システム「塔塔運営通」を導入し、開店準備から営業、閉店に至るまでの全プロセスをデジタル管理している。同システムは、品質、サービス、衛生の三要素を中核に据え、100項目以上の標準化された日常業務および点検項目を設定。食品安全管理のオンライン化・可視化を実現している。

さらにタスティンは、現地巡回によるオフライン監督と、デジタルシステムを活用したオンライン監視を組み合わせた「オンライン+オフライン」の二重監督体制を採用。専門チームによる定期的な現場巡回に加え、リアルタイムデータを用いた動的監督を行うことで、店舗運営の適正性を継続的に確保している。

食品安全の未来

タスティンは、全国規模の監査データ、関連法規・政策動向、業界の最新トレンド、消費者からのフィードバックを総合的に分析し、食品安全に関する管理戦略を継続的に高度化している。これに基づき、店舗のSOP(標準作業手順)や設備操作基準を随時更新することで、加盟店全体のサービス品質向上と製品品質の安定化を図っている。

同社の取り組みは、中国の外食産業における食品安全管理水準の引き上げを象徴する事例の一つと位置づけられており、今後の業界全体の品質向上においても重要な役割を果たすものとみられている。

塔斯汀(TASTIEN、タスティン)とは?

「塔斯汀(TASTIEN、タスティン)」は中国で急成長しているバーガーチェーンで、もちもちの作りたてバンズが特徴ですが、日本国内には現在店舗展開していません(2024年12月時点)。中国で「華莱士(Wallace)」の元フランチャイジーが2017年から始めたブランドで、KFCやマクドナルドに次ぐ存在感を持ち、日本で話題になったのは中国発祥のバーガーチェーンとしてです。

塔斯汀(TASTIEN)について

本社・発祥: 中国。
特徴: 注文を受けてから作られる「現烤(焼き立て)」のバンズが人気。
日本での状況: 中国のバーガーチェーンとして注目を集めていますが、日本での出店は確認されていません。

日本国内の主要バーガーチェーン

マクドナルド
モスバーガー
ケンタッキーフライドチキン
ドムドムハンバーガー(日本最古のバーガーチェーン)

「塔斯汀(TASTIEN)」は中国のブランドであり、日本で探す場合は存在しないため、中国のバーガーチェーンとして認識すると良いでしょう。
出典: 中国経済網

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