中国の観光地では、自然風景を損なう「老登」なデザインが問題視されている。例えば、甘孜の多瀑沟では、高饱和度のプラスチックの花やカートゥーンの動物が設置され、自然風景を損なっている。
「老登」なデザインの例
「老登」なデザインの例は多数ある。湖北の神農架の神農坛では、神像がピンク色に塗り替えられ、古代の雰囲気を損なっている。重慶の武隆の「飛天之吻」では、奇妙なデザインが話題となり、観光地の評判を落としている。
設計士の話す権限がない
設計士の審美が悪いという意見もあるが、設計士の話す権限がないことが問題だ。設計士は自然風景を損なわないデザインを提案するが、最終的な決定権は景区の操盤手にある。設計士の意見は聞き入れられず、結果として「老登」なデザインが実現してしまう。
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